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Archival Packager

Archival Packager ガイド

はじめての方へ

インストールから、パッケージを作って中身を確かめるまでを、音声つきの動画で説明します。コマンドを打つ必要はありません。

Archival Packager は、受け入れた資料(ファイル)を、長く保存できる形に まとめるためのアプリです。まとめたものを「パッケージ」と呼びます。

まず知っておいてほしいこと

元のファイルは変更されません。 アプリは元のファイルを読むだけです。 パッケージは、指定した別のフォルダに新しく作られます。

作るものは 2 種類あります。

ふだんは、まず SIP を作って中身を確かめ、それから AIP を作ります。


1. インストールする

使えるパソコン

空き容量は、扱う資料の 2〜3 倍を目安に用意してください。 パッケージには資料の複製が入るためです(AIP では、保存用に変換した画像も加わります)。 ウイルス検査を使う場合は、検査用のデータにさらに数百 MB 使います。

職場のパソコンで、ストアやアプリのインストールが制限されている場合は、 このページの「情報システム担当の方へ」を担当の方に見せてください。

Windows の場合

  1. Microsoft Store のページを開きます
  2. 「入手」(または「インストール」)を押します
  3. スタートメニューに「Archival Packager」が出てきたら、完了です

更新は、ほかのストアアプリと同じく自動で行われます。 削除するときは、スタートメニューのアイコンを右クリックして「アンインストール」を選びます。

Mac の場合

  1. ダウンロードのページを開きます
  2. 「Assets」の中にある、名前が .dmg で終わるファイルを押してダウンロードします
  3. ダウンロードしたファイルを開くと、窓が出ます。 その中のアプリのアイコンを、「アプリケーション」フォルダへドラッグします
  4. 「アプリケーション」フォルダから Archival Packager を開きます

Mac 版は自動では更新されません。新しい版が出たら、同じ手順でダウンロードし、 「アプリケーション」フォルダのものと置き換えてください。 削除するときは、「アプリケーション」フォルダの Archival Packager をゴミ箱に入れます。

どちらの場合も、作ったパッケージは消えません。

初めて開くとき

初めての起動には、数分かかることがあります。 窓が出たまま何も起きないように 見えますが、アプリの準備をしています。2 回目からはすぐ開きます。

Mac では最初に「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです。 開いてもよろしいですか?」と確かめられます。「開く」を押してください。 このアプリは Apple の審査(公証)を受けているので、出るのはこの確認だけです。

起動した画面

起動した直後の画面

画面の言語は、右上の「日本語」と書かれた所で英語に切り替えられます。 一度選ぶと、次に開いたときも同じ言語になります。

版の番号は、左上のアプリ名の横に出ています(例: v0.1.8)。 お問い合わせのときは、この番号を添えてください。


2. 受入パッケージ(SIP)を作る

音声が出ます。赤い丸は、マウスで押している場所です。下の文章は、動画で話している内容と同じです。

まず、受入パッケージ、SIP を作ります。

「何を作るか」で、「SIP 作成」を選びます。

「入力」の「フォルダを選ぶ」を押して、受け入れた資料のフォルダを選びます。フォルダを選ぶ窓が開きますが、この動画では省いています。

次に、「出力先」を選びます。資料のフォルダとは別の場所にしてください。

「識別子」には、この受け入れを区別する名前を入れます。これがパッケージのフォルダ名になります。

「タイトル」は必ず入れます。資料のまとまりの名前です。

「オプション」を開くと、ウイルス検査などを選べます。

「実行」を押すと、右側に進み具合が表示されます。

終わると、「SIP を作成しました」と出ます。確認が必要なファイルがあれば、ここに並びます。

「中身を見る」を押すと、パッケージに何が入ったかを確かめられます。

「ファイル」のタブでは、ファイルごとの形式や大きさが見られます。元のファイルは変更されていません。

補足

オプション

最初は何も選ばれていません。そのままでも使えます。

オプション 選ぶとどうなるか
ウイルス検査を行う ファイルにウイルスが無いか調べます。初回だけ準備が要ります(下記)
個人情報(PII)を走査する メールアドレスや電話番号らしき記述を探して、一覧にします。見つけても消しはしません
ファイル名を安全化する 使えない文字や長すぎるファイル名を直します。元の名前は記録に残ります
BagIt bag として梱包する 図書館や文書館でよく使われる、受け渡し用の形にします
成果物を ZIP(無圧縮)に固める できたパッケージを 1 つの ZIP ファイルにします。人に渡すときに便利です

ウイルス検査を使う前に、一度だけ「ウイルス定義データベース」の 「定義を取得 / 更新」を押してください。ウイルスを見分けるためのデータ (数百 MB)をダウンロードします。この欄は、ウイルス検査を選ぶと現れます。 データが無いまま実行すると、検査は行われず、「スキップ」と記録されます (「問題なし」とは記録されません)。


3. 長期保存パッケージ(AIP)を作り、確かめる

音声が出ます。下の文章は、動画で話している内容と同じです。

次に、SIP から長期保存パッケージ、AIP を作ります。

「何を作るか」で、「AIP 作成」を選びます。

「入力」には、さきほど作った SIP のフォルダを選びます。SIP を作った直後なら、結果の下の「この SIP から AIP を作る」を押しても同じです。

「出力先」を選びます。記述メタデータは SIP から引き継がれるので、入れ直す必要はありません。

「実行」を押します。ファイルが受け入れたときから変わっていないかを確かめ、画像は長期保存に向いた形式に写します。

終わったら、「中身を見る」を押します。

「ワークフロー」のタブには、行われた処理が、段階ごとに左から右へ並びます。緑のチェックは、問題が無かったことを表します。

段階を押すと、使った道具や、対象のファイルの数が出ます。

「保存用形式への変換」では、画像 2 件が、TIFF という形式に写されました。元の画像も残っています。

「完全性の確認」は、SIP を作ったときの記録と照らし合わせて、ファイルが変わっていないかを確かめた記録です。

「処理の記録」のタブには、同じ記録が 1 件ずつ並びます。この記録はアプリが自動で書くので、別に作業記録を書く必要はありません。

補足

「中身を見る」の画面には、5 つのタブがあります。

タブ 分かること
概要 何のファイルが何件入っているか。いつ作ったか
処理の記録 いつ、何を、どの道具で行い、結果はどうだったか。1 件ずつ並びます
ワークフロー 同じ記録を、段階ごとにまとめた流れ図
ファイル ファイルごとの形式・大きさ・ウイルス検査の結果
生データ パッケージの中のファイルそのもの

ワークフローの段階には、緑のチェックのほかに、次の表示が出ることがあります。

SIP を作った直後なら、結果の下の「この SIP から AIP を作る」を押すと、 「AIP 作成」に切り替わり、作った SIP が入力に入ります。

SIP と AIP を続けて作ることもできます。「何を作るか」で 「素材から AIP まで一気通貫」を選んでください。ただし、SIP の段階で 確かめたいことがあるなら、分けて作るほうが安心です。


困ったときは

画面のどこに何があるかは、画面の使い方に写真つきでまとめています。 もっと詳しい説明は、使い方(詳細版)にあります。 できないこと・制限は README の「既知の限界」にまとめています。

分からないことがあれば、nakamura@hi.u-tokyo.ac.jp までお問い合わせください。 版の番号(画面左上)と、使っているパソコン(Windows / Mac)を添えていただけると助かります。


情報システム担当の方へ

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